改造ウイングの効果を検証『スプリッター&ガーニーフラップ』の効果はいかに・・・。
読者の皆様、こんにちは!(‘◇’)ゞ
今回は『ウイング』のお話であります。
実車のレーシングカーを見ていると、様々な 『空力デバイス』と言われるパーツ が付いていますよね。
大きいものでは『ウイング』と言われる、車体の前後に付いている翼形状の物です。
近年はそれらに、更に複雑な形状の『付加装備』が沢山付いていますよね。
その『空力デバイス』と言われるパーツが、1/10サイズのラジコンにも有効であるかどうか・・・。
そんな素朴な疑問から、手持ちのウイングを改造して作ってみる事にしました。
自分が注目したのは『ガーニーフラップ』と『スプリッタ―』と言われる物であります。
上の画像のパーツを作製して、手持ちのウイングに付けて検証してみようと思います。
まずはベースのウイングがこれです 👇
これに塩ビ板で加工したパーツを取り付けます。
そして改造した出来上がったウイングがこちら 👇
見てくれはイマイチですが、それっぽいのが出来ました(笑)
見ずらいかも知れませんが、ガーニーフラップはかなりの前傾で取り付けています。
サイズが小さいので、効果が分かりやすい様に極端な角度にしています。
ちなみに『 ガーニーフラップ 』の効果を模式図で書いてみました 👇
より詳しく知りたい方は、実車レーシングカーデザイナーでも有名な『由良卓也』さんが代表を務める『ムーンクラフト』のブログで、詳細な実験結果が書かれていますので見てみて下さい👇
ちなみにRCファンの方はご存知かと思いますが、由良卓也と言えば、タミヤのRCバギー『BIGWIG(ビッグウィッグ)』のボディデザインを担当していたのでも有名ですよね。👇
ここまで詳細な実験データがあるので、効果のほどが期待できますね。
さて・・・気になる走行させた感触はと言いますと・・・。
効果は間違いなく実感できました!!
やはりストレートでは、ダウンフォースが増大しているのを感じます。
リヤグリップが上がって若干アンダー傾向ではありますが、かなり操縦しやすい特性になりました。
スプリッタ―のおかげで直進安定性も上がっている様に感じます。
ウイング自体の重量増の影響も多少あるかも知れませんが、それ以上の効果が実感できました。
今後もこの様な お遊び的な実験をしながら、検証結果をお届けしたいと思います。
では、また (=゚ω゚)ノ
◎追記【2020/6/28】
今更ですが、『ガーニーフラップ付きウイング』の市販品がありましたのでご紹介します。👇
『2018 IFMAR世界選手権』で優勝実績のあるウイングのようですね・・・。
(自分は知りませんでした・・・(;’∀’))
さすがにこちらは市販品だけあって、とてもしっかりした作りですね!
SMJ(Speed master Japan)の製品で、プロトフォーム等のツーリングカー用ボディにピッタリのウイングであります。
ガーニーフラップ部分は、カット量でダウンフォースを調整出来るようになっています。
翼端板もセットになっているので、ボディ形状に合わせて形を変えると面白いかも知れませんね。
『RC Maniax』のWEBストアでも扱っているので、興味のある方はここからも購入できます。👇
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