これで『壁ドン』も怖くない!?『M05・強化ナックル』の作り方公開
さて、読者さんの中にもM05オーナーが沢山おられると思います。
そして、沢山のナックルを壊してはガッカリする日々が続ていると思います。
(まあ、私が下手くそなだけですが・・・。)
実際に自分も、サーキットで3台分のスペアナックルを使い切ってしまった事があります (笑)
そして手元に残った膨大な数のCハブも見る度に
(ああ、アルミナックルに交換した方が安く付くのかな・・・)と思ったものです。
※何故かM05はCハブは壊れずに、ナックルだけが簡単に壊れるのです(笑)
ちなみにこんな感じに壊れます 👇
綺麗にバックリ逝ってますね (笑)
しかし、せっかくサーキット行っても、ものの数周でこれになられた日には、本当に凹みますよね。
そこで自分は考えました!
『アルミにも勝る、強化ナックルを自作しよう』と・・・。
最初は割れる部分にグラステープを巻いて試してみました 👇
早速、意気揚々とサーキットでテスト(耐衝撃)走行であります (笑)
オフセット衝突やら壁ドンやら、ありとあらゆる衝撃テスト?を繰り返して、耐えてくれたのは2時間ほど(3ヒートぐらい)・・・。
ダメだ・・・。
もっと、もっとだ!
もっと強靭なナックルでなければ・・・。
そこで、更なる強化を考えました。
そこで、これを使うことにしました! 👇
そう、世界のブランド『デブコン』であります。
この強度は、バイク業界で仕事をしていた時からの折り紙付きでしたから、迷うことなく使ってみることにしました。
まずは下地処理を万全に行います。
ペーパーで足付(表面を荒らす)をしてからパーツクリーナーで脱脂、そしてグラステープを上下のキングピン軸に巻きます。
写真には無いですが、更に念のため ”剥離防止” でグラステープ部にプライマーを塗ります。
そして、本番の『デブコン』の登場です。
リブの隙間を埋める様に入念に塗り付けていきます。
最初から一気に盛り付けずに最初は薄く塗った方が、下地との空気が抜けて強度が上がります。
グラステープを張った部分にも、根元部分が厚くなる様に盛り付けていきます。
多少のはみ出しは、後でカッターやヤスリで修正できるので気にしないで進めます。
そして一晩そのまま乾燥させて出来上がりです。
少々見てくれは悪いですが、『自作強化ナックル』の完成であります。
ちなみに写真の物は、塗り付けた直後に ”捩じれ防止” で上からグラステープを貼り付けました。
デブコンとは一体になっているのですが、グラステープが表面に出ているのでマジックで色を付けた次第であります。
ここはやっつけですがお許しを・・・(笑)
さて、肝心の強度の程は!?
と言うことで、ここで走らせて見ました 👇
2年半ほど前になりますが、厚木レジャーランドでの ”闇練” と称して、日曜日の夕方から月曜日の朝までぶっ通しで練習していた時の様子です。
(今はもうそんな元気はありません・・・(笑))
この時に、耐久テストにおあつらえ向きとばかりにM05を持って来ていました。
そして、夜通し走ったM05の写真 がこれです。
ボディは見るも無残にボロボロになっています・・・。
(まあ、もともとボロかったですがね(笑))
こんな状態になりつつも、8時間ほど走らせましたが、ナックルは全くビクともしませんでした!
(実際はTA-02と交換しながら走りましたが、後半の3時間はほぼぶっ通しでM05を走らせていました。結構ぶつけましたしね・・・。)
この後もホームコースのDayzでも走らせましたが、一日の走行に耐えてくれました。
多少の製作時間は掛かりますが、対費用効果はかなり高いのではないでしょうか。
ナックル破損にお悩みのM05オーナー様は、是非試してみてはいかがでしょうか?
※製作工程・使用状況に応じて耐久性が異なるため、強度を保証するものではありません・・・あしからずm(_ _)m
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