【検証】F103GTの前後サスをリジッド化してみた。
読者の皆さま、こんにちは!(‘◇’)ゞ
今回は遅ればせながら、日本に居る間に検証しておいた案件の結果をレポートしたいと思います。
先ずは1月に豊川の『ホビーショップ・Dayz』に走りに行った時の様子から。
この日は『TA-02改』と『Tバーリジット仕様・F103GT』を持ち込んでいました。
後日行く予定の『ボイフッド』での走行に備えての調整も兼ねていたので、あまり詰めずに気楽に走る予定でした・・・。
TA-02改はさすがに長く走らせているだけあって、基本的に何処を走らせてもあまりセッティングを弄る必要がありません。
本当に良く走る車だと自画自賛していました (笑)
さて、お次は『本題』のF103GTの番であります。
この日持ち込んだコイツは、実験的にTバーのOリングをアルミカラーに交換した『リヤリジット仕様』であります。
👇 詳細は以下の通りです。非常に簡単です。
ソフトTバーによって動き過ぎるリヤ周りを規制するのが狙いです。
狙いはドンピシャでリヤの安定感は格段にUPしました。
が・・・しかし、この日は少しペースを上げると ”喰いゴケ(ハイサイド)” の連発・・・。
もともとDayzのカーペットコースは超ハイグリップであります。
”喰いゴケ癖” は以前からありましたが、特にこの日は症状が酷くて、ストレートからの進入はかなり速度を落とさないとインリフトしてしまいます。
いろいろと試しましたが、どうにも治まりません。
一つだけ分かったのは、フロントスプリングを固くするとインリフトが収まる傾向にある事でした。
フロントのロールを抑えればインリフトが収まるのか?
でも、もはやこれ以上固いスプリングは既存品にはありません・・・。
👇 ちなみにタミヤから出ているF103用スプリングの黒(ハード)を使っていました。
この日は仕方なく、この状態でだましだまし走行して終了となりました。
さて・・・後日、F103GTを眺めながら ふと考えました。
(そういえば、サイトで見かけた『TRG FP2』っシャーシは前後にサス(スプリング&ダンパー)らしきものは無かったなぁ・・・。だったらいっそうのことF103GTもサス要らないのかな?)
👇 TRG FP2はこんな感じで、シャーシのしなりのみでサスの肩代わりをしています。
さて! 思い立ったら即実行であります。
F103GTのリヤは既にリジット化していますので、フロントキングピンのスプリングも潔く抜いてしまいます。
抜いた部分に適当なスペーサーを入れておきました。
👇 こんな感じです。
更に気持ちネガキャンが付くように、アッパーアーム下にスペーサーを足しました。
これで前後リジット化は完了しました。
本当にこんな仕様でまともに走るのか・・・?
日本に後一週間足らずしかいない間に、果たして良い結果が出るのでしょうか。
期待と不安でワクドキであります (笑)
そして、いよいよボイフッドへ。
さあ、来るべき日がきました!
自宅から1時間半、いよいよボイフッドに到着~。
👇 コースはこんな感じ・・・Dayzと違ってここのコースはアスファルトであります。
アスファルトコースは久しぶりなので、現状のマシンのセッティングもあまり当てにならないかも知れませんが、そのままの状態でどこまで走れるかも検証したいと思います。
店主にコースの使用ルール等を聞いてから、早速ピットで準備します。
比較テストと言うことで、今回はタイヤもDayzで使用している『ソレックス28R』をそのまま使うことにしました。
そして走行一発目・・・やはりグリップしませんね。
自分も普段はDayzでもグリップ剤を使用しているので、このコース推奨のグリップ剤を購入することにしました。
普段はコラリーを使っているので、マイティグリッパーの感触はどんな感じかも興味津々です。
グリップ剤をよく浸透させ、入念に拭き取ってからコースインします。
👇 結果は下の動画で確認してみましょう。
・・・アンダーステアで、全然曲がれてませんね・・・(-_-;)
一緒に走行している方のツーリングカーの方が、明らかにスムーズに曲がれていますね (;^ω^)💦
初めてのコースとは言え、やはり路面の違いが大きいですね。
フロントのグリップ力が足りない感じです。
スロットルオフでのフロントへの荷重の乗り方も少ないです。
スプリングが無い状態だと、荷重の受け渡しもスムーズに出来ない様です。
とは言え、『初めてのコース&路面状況の違い』を差し引いても、割とまともに走れているとも言えます。
路面によってスプリング有り無しを使い分けても見ても良いかもしれませんね。
今回は時間が限られていたので、そこまで詰めてテスト出来ませんでしたが、非常に良い感触が掴めました。
ちなみにこの日もTA02改も持ち込んで最後まで走らせましたが、こいつだけは相変わらず何処を走らせても普通に走るマシンでした (笑)
👇 ついでにTA02改の走行動画も載せておきます。
走行ライン等、つっこみ所満載ですがお許しください (;^ω^)💦
さあ、そんなこんなで楽しい時間もアッという間に過ぎてしまいました。
普段と違うコースで走ると、いろいろと刺激があって良いですね。
走りの幅も広がりますね。
【まとめ】
さて、今回のテストで色々と分かった事&今後の課題をまとめておこうと思います。
①F103GTの前後リジット仕様は超ハイグリップコースに向いている可能性がある。(未確認ですので確証はないですが・・・。)
②低グリップ路面ではフロントスプリング仕様の方が良いかも。
(これについても未確認ですので確証はないですが・・・。)
④リヤウイングの仕様も変更していたので、その影響も少なからずあるかも。
(角度調整が出来るタイプなので、その辺も試して見たい。)
③後日調べたらFP2のフロントはOリング仕様だった。
(完全リジットとスプリング仕様に中間的仕様だとすると、この方が違う路面でも対応可能かも・・・。)
👇 下がその写真です。サスアーム上下にOリングがありますね。Oリングのたわみでサスペンション効果を作っている様ですね。
今回、試せなかった課題は、残念ながら日本に帰って来てからになってしまいますが、是非とももう一度走らせて試して見たいも思います。
では、また次回をお楽しみに (=゚ω゚)ノ
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