★いまさら聞けないRCのお話・・・・『ラジコンのエンジンってどうやって動いてるの?』★
読者の皆様、こんにちは!(‘◇’)ゞ
だいぶ久しぶりの記事更新であります。
さて・・・今回のお題は『ラジコンのエンジンってどうやって動いてるの?』であります。
読者様の中には
「そんなの知ってるよ~!」
とか
「エンジンカーやってるから当然じゃん!」
と言う方もおられると思います。
はい・・・そんな感じで既に熟知しておられる超ベテランの方は、そっとページを閉じて下さい。 (笑)
さあ、ここから先は
「エンジンなんか分からんよ~!」
とか
「何となくしか知らない・・・。」
とか言う方は是非見て下さいね。
◎目次
◎エンジンって何?
『エンジン』とは ”原動機” のことで、燃料を燃やして動力を得る装置のことです。
一番身近な自動車やオートバイのエンジンは、主にガソリンを燃料にしてます。
一言でエンジンと言っても、様々なタイプが存在します。
レシプロ・ロータリー・ガスタービン etc...。
ですが、この場で エンジンについて細かく説明し出すと、一冊の本が出来てしまうので、ここでは難しい説明は割愛しますね。
さて、ラジコン用のエンジンには大きく分けて2種類あります。
・4ストロークエンジン
・2ストロークエンジン
これも説明し出すとスゴく時間が掛かるので割愛しますね (笑)
今回は一番一般的な『2ストロークエンジン』(以下2stに省略)に的を絞って、なるべく分かり易く、なおかつ簡単に解説したいと思います。
ラジコン用の2stエンジンは『グローエンジン』とも言われています。
👇 下の写真の様な構造をしています。
構造は非常にシンプルで、部品点数も少ないのが特徴です。
ちなみに、”グロー”とはグロープラグ(上の写真のプラグ)のことで、燃料に点火(火を付ける)ための種火を蓄えて置く部分です。
大きい自動車用エンジンには、電気式点火プラグが使用されていて、より強い電気火花で点火する構造になっています。
エンジンは燃料を空気と一緒に吸い込んで、シリンダー内で点火(爆発)させて動力を作り出します。
👇 下の写真は、エンジンが動力を作り出す工程を表しています。
上の写真は2stエンジンになりますが、これら4つの工程のうちどれか一つが欠けてもエンジンは動くことが出来ません。
エンジンの構造が違う4stエンジンやロータリーも、必ずこの4つの工程が必要なのです。
エンジンの各工程がより理解しやすい動画も載せておきます 👇
2stはピストンが一往復する中で四つの工程をこなす為に、『掃気&排気』と『圧縮(爆発)&吸気』という具合に二つの工程を同時に行っています。
混合気に潤滑用オイルを混ぜて、吸気(掃気)工程でエンジン内部の潤滑も同時に行っているのも特徴です。
ですので、燃料も潤滑用オイルの入った『2st用』の特殊な燃料が必要になります。
ちなみにオートバイにも2stエンジンがありますが、ガソリンとオイルを別タンクに入れて、吸気の時に自動で混合するシステム(オートルーブ)になっています。
今はもう、一部のレース用オートバイ以外は、何処のオートバイメーカーも製造しなくなってしまいましたが・・・。
ラジコンエンジンについて、もっと詳しく知りたいと言う方は 是非こちらをご覧下さい。 👇
【 情報満載のハンドブック「OS WORLD vol.2」 】
初心者にもベテランにも超おススメの、すごく分かり易いハンドブックです。
◎電動ラジコンと何が違うの?
先ほどのところでも少し触れましたが、大きく違うのは動力源ですよね。
電動(EP)ラジコンは、バッテリーの電力を使ってモーターを動かしています。
下の様なシステムで動いています 👇
全ての動力はバッテリーから取っていて、サーボモーターはステアリング操作用の一個だけです。
次にエンジン(GP)ラジコンはと言うと、燃料を燃やしてエンジンを動かしています。
下の様なシステムで動いています 👇
RCシステムを動かすためのバッテリーが必要です。サーボモーターもステアリング用とエンジン用の二個必要です。
電動ラジコンに比べると、ちょっと複雑なシステムになりますね。
更にこれにエンジンと燃料タンクが必要になるので、結構なボリュームになります。
◎エンジンカーの魅力とは?
さあ、ここまで聞くと
「エンジンラジコンって難しそう・・・。」
とか
「初心者には無理かも・・・。」
とか思ってしまいそうですよね。
確かに電動ラジコンに比べると、少し複雑な部分もありますが、何と言っても『機械を操る醍醐味』と言うところが大きいですね。
エンジンを始動して、走らせるまでの一連の ”儀式” が『機械好き』には堪らない魅力でもあります。
力強く走るエンジンカーのエキゾーストサウンドも、一度味わってしまうと病み付きになってしまうかも知れませんね。
手間を掛けただけの満足感は、電動ラジコン以上と言えます。
👇 こんな感じで走れたら、きっと最高の気分ですよね (笑)
◎エンジンカーを走らせるのに必要な物は?
必要な用具等については以前書いた記事にまとめてありますのでそちらを参照して頂きたいと思います。👇
【エンジンカーは難しくない?『エンジンカーのすすめ』】
で、実は一番必要な物はと言いますとですね・・・。
『情熱』!と『遊び心』!と・・・『走らせる場所』!なんですね~ (笑)
いや、これは本当に必要なことでして、今のご時世は何処でもお気楽にラジコンを走らせる・・・と言うわけには行かないですよね。
と言うことで、自分自身もあまり詳しくは無いのですが、エンジンカーを走らせられるサーキットをいくつかピックアップしてみました。👇
・タミヤ掛川サーキット
場所: 静岡県掛川市淡陽66-1
HP: https://www.tamiya.com/japan/rc/kakegawa_circuit/index.html
全天候型の屋根付きサーキットです。かなりの広さですが、難易度高めのサーキットです。
・日光無線サーキット
場所: 静岡県御殿場市仁杉1117-1
HP: http://nikko-musen.doorblog.jp/
オンロードとオフロードの両方のコースが完備されています。GP、EP,ドリフトと幅広いカテゴリーのラジコンを走らせることが出来ます。
・ゴエモンサーキット
場所: 群馬県桐生市新里町山上1576番地
HP: KYOSHO RC BLOG
厚木から2時間ほどの距離で、一日500円で走れる魅力的なオフロードコースです。
・エリアノースサーキット
場所:石川県公園事務所(石川県河北郡津幡町字鳥越ハ2-2)
HP: http://www.shinrinpark-ishikawa.jp/mikado-sports/radio-control.htm
石川県森林公園内 みかどスポーツ広場にある、ラジコンサーキットです。EP、GPどちらも走れるコースです。女性と中学生以下は無料。ドリフトコースもある様です。冬季期間(12月~3月中旬)は閉鎖されます。
以上、少しだけですがサーキット情報も載せてみました。
読者の皆様のおススメサーキット情報など有りましたら、是非『みんラジ』までお寄せ頂きたいと思います。
では、次回をお楽しみに~!(=゚ω゚)ノ
【追加情報】2019.10.30
Twitterのフォロワー様からの『おススメサーキット情報』を追加しておきます。
・GPSW(グリーンパークスピードウェイ)
場所: 埼玉県飯能市阿須469-4
Web情報:SPIRAL ブログ内 情報サイト・GPSWへのアクセス情報
HP: https://ameblo.jp/greenparkspeedway/
電動ツーリングカーやGPツーリングカー問わず走らせることが出来るサーキットです。余裕のあるコース幅の広々としたコースがと特徴で、ログハウス(別料金)やBBQ設備まで完備されています。
家族でラジコンを楽しむにもおススメのサーキットです。
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